牛頭馬頭

キッチンドランカーのほろ酔いレシピ帖

LINEスタンプを作ってみた。

2月の終わり頃、一般人がLINEで自作オリジナルスタンプが販売できるLINE Creators Marketなるものがスタートするというニュースを知りました。

しかも、スタンプの売上はLINEと折半らしい!
この時点でLINEユーザーは約4億人弱。もしかするとこれはすごいチャンス到来!?と思い、自分も早速制作を開始しました。

制作に約3ヶ月、審査に1ヶ月かかり、ようやく7/11に販売開始までこぎつけたのでここまでの流れをまとめてみたいと思います。

 

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キャラクター、セリフ決め

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キャラクターたち。一番右のはボツ作。

せっかくなら売れるスタンプを目指ざしたい!

となると広告でよく使われると動物や子供は無難で間違いないかなと思い、子供+小さいどうぶつをモチーフにしたキャラクターで行くことにしました。
(結局今LINE STOREで上位に食い込んでいるのはネコのキャラが多いです。)

当時メモしていたEVERNOTEを見ると、

「テーマ:昭和 サブカル感 でも親しみやすい感じ」

と書いてありました。

完成したスタンプを見ると近からず遠からずという感じでしょうか。どうでしょう。

ざっくりの方向性が見えたところで1週間ほどかけてスタンプのセリフ、シチュエーションを70個程リストアップしました。

キャラは子供ですが普通に自分を含めた大人が使えるスタンプにしたかったので、友人や家族とのLINEでのやりとりを何度も見返して、よく使う言葉を拾ったり、ここはこういう返しが欲しいな~とか想像してリストアップしました。公式スタンプを見たりして定番になっているセリフ/シチュエーションも入れつつ、その当時にはなかった独自性があるセリフも考えました。

気をつけたこと

ラインのスタンプも絵文字もそうですが、文字の会話に「ちょいと花を添える」ツールだと思います。

スタンプの自体が主張しすぎず会話の流れにスっと突っ込めるイラストが理想かなと思ってます。これはおっさんの考え方なのかもしれませんが、友人家族同士の普段の会話の中に突然知らないアクの強いキャラクターのスタンプを放り込むのは少し抵抗があります。送られる側も反応に困るかなとか考えてしまう。

このあたりのニュアンスはそれぞれのコミュニュティにもよると思うので非常に難しいのですが、「なんかどこかで見たことがある」くらいの無個性なキャラが一番使い易くて売れるのかもしれないです。いま売れてるスタンプもそうだけどやっぱ猫とかうさぎがいいのかも。究極はだれでも知っている当たり障りのないシンプルなモチーフがいいのでしょう。

まあ、偉そうにかいたが自分のは全然できてないかもしれない。おかっぱの子供だし。

 

 スタンプの絵を描く

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方向性がきまったらキャラ固めに土日の2日くらい。この時点で3月上旬くらい。

 その後、セリフ似あわせて1枚づつ描きました。スタンプ1コあたり1時間~3時間、景気付けにビールを飲みながら描いていたり、ボツ作生まれたり、完成後も気に入らない点を調整をしたりしていたので結局全部で60時間以上はかかった気がします。

はじめは他と被らないようピンク色の髪のサイコ刈りというかモヒカンの子供を書きましたが、このスタンプが送られてきても困るなあと思い、方向転換し髪型はマッシュルームカットにしました。(自分の子供のだったので。結果、自分と家族が使いやすいスタンプになってしまった気がします。。。)

あとはなるべくシンプルでソツのない絵になるように心がけました。

制作ツール

・Photoshop
・ペンタブレット

WEBサイトの制作に携わっているので仕事柄Photoshopは普段からよく使います。

自分の本業はイラストレーターではないです。ラクガキがちょっと好きなおっさんレベルです。ふつうイラストの制作ならIllustratorを使うのでしょうが、使い慣れてるフォトショで制作しました。

下手でも手書き感がある絵がよい、と思っていたので線はベクター化してないです。

小さいイラストなのでフォトショ&ペンタブでラフから手書きでガツガツ書いていきました。

ペンタブレットはwacomの古いのを持ってたのでそれを使いました。
いろいろありますが、スタンプの絵だったら小さいペンタブでも十分だと思いいます。
ブラシと消しゴムで書いたり消したり延々とやってました。
絵のクオリティは置いといて、6年前に買ってホコリをかぶっていたペンタブ(intuos3)がまだまだ使えることがわかりました。

セリフについて

なるべく入れるようにしました。
クリエイタースタンプ解説は当初は販売可能国で選べるのは台湾、タイ、インドネシアだけでしたが今は全世界で販売できるっぽいです。
せっかくなんで世界を狙い日本語のセリフやオノマノペは入れない方が間口は広がるのかなと思います。

ただセリフがあったスタンプ方が受ける側も意思がダイレクトに伝わりやすく、使いやすい気がします。というわけで自分のスタンプでは絞りでほとんどのスタンプに日本語のセリフかオノマトペを入れました。

上位のスタンプを見ると大阪弁でツッコんでるのとか方言とか結構ありますね。
絵柄のクオリティももちろん必要ですが「そういうスタンプ今までなかったわー」っていうようなセリフやシチュエーションを追求してけばまだまだキラースタンプは生みだせそうな気がします。まーそのアイデアを絞り出すのが一番大変なのだろうけど。

ここで買えます。

というわけで告知となりますが、
おっさんが夜な夜な3ヶ月を要して描き上げた渾身のスタンプここで買えます

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気になった方はぜひ使ってみてください。
iPhoneやスマホでLINE STOREから購入できます。

スタンプ40個セットで100円です。

▼よろしくどうぞー。
LINE スタンプ「キュンキュン!!きゅんちゃん」
https://store.line.me/stickershop/product/1005144/ja

 

ちなみ販売4日目にして売上4000円くらいです。買ってくれたのはほぼ知り合いが多いんじゃないかと思いますがこの場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございます。

まあ販売されているスタンプが5000個くらいに増えていて順位としては700~900位を彷徨っている感じでなので売上としてはこんなものかなと思いますが現時点で時給換算すると泣きそうになるので考えないようにします。
気が向いたら第二弾も考えていますが、この第一弾スタンプの売上次第かなーと。

見てる方がいたら、申請~販売までの動きや今後の売上レポートもここで報告したいと思います。

 

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