前から時々書いてる「たばこをやめてから」シリーズ(?)。
今回は禁煙をはじめて約1年半たった現在の状況を書こうと思う。
以前の記事はこちらから↓
今回はこの続きの第3話。
(レシピのハナシでなくてすみません)
■■■
禁煙後1年でそれまで60kg前後だった体重が70kg近くにまで増えた。
原因は分かっている。ズバリ食べ過ぎと呑みすぎだ。
タバコをやめてから食の楽しみに目覚めてしまい、禁煙で浮いた小遣いを人気のグルメ店巡りで費やすようになった。
もともと食べるのは好きで比較的大食いだったが禁煙後は明らかにカロリー摂取量が増えた。
ランチはそれまで立ち食い蕎麦やコンビニおにぎりなどが多かったが、ラーメンや中華料理屋で大盛でオーダーするようになった。
夜は夜で妻が作った晩飯をがっつり食べる。
妻は揚げ物が好きで「あー、天かすの天ぷらが食べたい」と言ってのける猛者だ。
そんな彼女の作る手料理は美味しいが総じてカロリーが高め。
夫のポッチャリ化をさらに加速させる。
「おいしいものは脂肪と糖でできている」というけれど、その通りだなあ。
やっぱ二郎ってうまいなあ。でも最近ほぼ毎日ラーメン食べてる気がするなあ。
なーんて感じで制限なしの自堕落な食生活を送っていた結果、あちこちに贅肉が付き、半年ぶりに会った知り合いに「あれ、太りました?」と半笑いで指摘された。
ちょっと前までは「若い頃と体形変わらないよねー」なんて言われていたのに。
写真に映る自分の腹を見ても明らかにぽっこりして存在感がでてきた。
ショック。
このままではメタボ街道まっしぐらだ。
どげんかせんといかん。
ただ食生活を制限するようなダイエットはしたくない。
残された道は・・・
走るしかない。
ということで今年(2016年)の5月からランニングを始めた。
前置きが長くなったが、その後5カ月でどう変わったか。
そのあたりの話を書いてみる。
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■走る準備をする
走るならランニングシューズは必要だろう。
ということで近所の靴屋でナイキの安いランニングシューズを購入した。
ウェアは家にあったユニクロの短パンとドライTシャツ。
こいつを起動して走るとGPSで追跡されて記録され、走行距離やペース、消費カロリーを確認できるのだ。
ただスマホを手でもって走る訳には行かないのでスマホを腕に巻いて装着するアームベルトも購入した。
これで準備は整った。
■ランニング開始
走る距離は近所の多摩川沿いの土手を4~5km程、30分程度。
週4~5回、仕事が早く終わった日の夜と週末走れる日があれば走ると決めた。
夜走る理由としては単純に朝が弱いからというのもあるが、心が弱い自分は帰宅後に時間があるとエンドレスにビールを呑んでしまうからだ。(アル中予備軍)
このダラダラと呑んでる時間を走る時間に充てることで無駄なカロリー摂取も減らせる。
アル中対策にもなり一石二鳥というわけだ。
ランニング開始初日、RUNKEEPERで走った距離を見ると走行距離4km。平均ペース5:48。
走り終えたら汗びっしょり息はゼーゼー。
―数日後、体のあちこちが筋肉痛で悲鳴をあげはじめた。
足もそうだが特に背中の痛みひどかった。仕事中、椅子に座っていてもつらかった。
なぜ背中?と思って調べると深刻な運動不足の人が急に走ると背中が痛くなるらしい。
学生の時以来20年近く運動らしい運動をしていなかったが、そこまで弱っていたなんて。。。
だが2週間程だましだまし走っているとだんだんと身体が慣れてきて筋肉痛もなくなった。
走るペースも徐々に早くなった。
この頃は
汗をかいて適度な疲労感を味わうのは気持ちいいなー。
走ると腹が減って飯もうまいし痩せるし、ランニングって最高だなー。
なんて思ったりして順調な滑り出しに見えた。
■膝の故障
ところが調子に乗ってどんどんペースを上げて走っていたら1か月経たないうちに身体にガタがきた。
左足の膝の下側がズキズキと痛い。
痛む箇所をWEB調べると膝蓋腱炎、いわゆるジャンパーズニーというやつっぽい。
ランニングよりバレーボールやバスケットボールをする人がなりやすいという。
思えば中学時代、剣道部だった頃にも同じ症状に悩まされた。
痛みがあまりにひどくて走るのは無理なので1週間ほどランニングは中止し休養した。
その後、膝サポーターを装着して再び恐る恐る走ってみたがやはりまだ痛い。
10代のころはこんなことなかったのに。
老いたな俺も・・・。
なんて思いながら対策を調べるとどうもストレッチをろくすっぽしてなかったのが原因らしい。
そこで本を読んでストレッチのやりかたを覚えた。
入念なストレッチと太腿をマッサージをすると走っても膝が痛まなくなってきた。
おまけにランニング後にしっかりストレッチをすると翌日の疲れや筋肉痛も軽減される。
いままでストレッチをなぜやるのか意味さえよく分かってなかったから
その効果に気付いたときはストレッチすげーと感動した。(遅い)
そしてこの感動を世界中のみんなに教えてあげたいと思った。
ちなみにその後は走る距離を伸ばしても膝の痛みは再発してない。
思えば基礎的な筋力をアップするために体幹トレーニングと筋トレも少し取り入れたり
YOUTUBEでマラソントレーナーの動画を見てランニングフォームを変えたのもよかったかもしれない。
■しかし・・・痩せない
そんなこんなで体重は5月に1~2kg程落ちたが6月に入ってからはなかなか減らなかった。
だいたい、1kgなんてほぼ誤差の範囲である。
そこでようやく重い腰(と腹)を上げてカロリー計算をしてみた。
そもそも痩せたいが食生活まで制限したくないという固い意思がある。
なので走り始めてからも昼夜合わせて1日にざっと2,500kcal以上は飲み食いしていた。
運動して腹が減るので食事量はランニング開始前より増えた気すらする。
一方、消費カロリーの方はというと、通勤で少しは歩くが仕事は基本デスクワーク。
なので基礎代謝と合わせてざっくり2000kcal程度かな。
そして5km走った時の消費カロリーはというと、
RUNKEEPERによると350kcal。(CALORIES BURNEDの部分)
ということで1日の消費カロリーは合計2350kcal。
え、これじゃ減るどころかカロリーオーバーしてるじゃまいか!
そもそも毎日走ってるわけじゃなし。
ここでもっと走らないと痩せないという事実に気付く(もっと早く気づけよ)
そこで1回あたりの走行距離を10kmに増やすことを決意。
10kmだと大体1時間走ることになり、700kcalは消費できる計算になる。
加えて、晩飯に加えて呑む晩酌(缶ビールを毎日欠かさず3本以上)はよくない気がしたので、断腸の思いで平日は呑まないと決めた。
■10kmに増やしてから~現在
とはいえいきなり5kmから10kmに増やすのは難しい。
ということで7月以降は1回に走る距離を7km、8km...と日々少しずつ増やしていった。
すると身体も慣れてきて4カ月もすると10kmを5:30/km程度のペースで走っても息が上がらなくなった。
このころから体重もだんだんと落ち始めた。
8月には15kmや20km走も取り入れて月間走行距離200kmに迫る勢いで走った。
この頃、妻に「最近何かに取り憑かれたように走ってるけど大丈夫か?」と言われた。
9月は雨が多くてあまり走れなかったが、体重は最終的に61kg台まで落ちた。
ということでランニング開始から約5カ月で約7kgの減量。
数字にすると中途半端だが、体形は全体的にしまった体つきに変化した。
そしてタバコを止める前はただのガリガリだったがほどよく筋肉がついていい感じに絞れている。
体幹トレーニングで腹筋がついて腹もだいぶ締まってきた。(割れてないけど)
ちなみにこれまでに走った距離はこんな感じ。
もうすぐ700km。
このままいけば年内で1000kmは超えそう。
そして禁煙前のアンダー60kgまであと2kgをなんとか落としたい。
ということで結論としては好きなだけ食ってもその分走れば痩せられるという事がわかった。
■最後に
ランニングは体形維持もできるし楽しいので今後も続ける予定。
そして痩せるために始めたランニングだが、変な欲が出てきてマラソンもやってみたくなってきた。
フルマラソン経験者の知り合いに聞いたらフルの前にハーフのレースを一度体験したほうがよいとのこと。
すぐに参加できるレースがなかったので試しに9月に一人予行演習として自宅から実家までの道を30km走ってみたら辛くて死ぬかと思った。
25km過ぎてからは足の痛みがひどくなり最後3kmは走れず途中何度も歩いた。
結局ゴールまで3時間半かかり泣きそうになった
フルマラソンは+12km走らなければならないと思うと自分はまだまだだなと思った。
そしてその後、1週間は身体がガタガタになっておかしかった。
何事もやりすぎはよくない。
ちなみに最近は実は平日もビール飲んじゃってる。
夏はガマンできてたのに。。。
お粗末様でした。
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