壊れたパスタマシンを修理した話
先日、鯛ラーメン作りで1mm幅の麺を切るのに使った激安パスタマシン。
もともと1.5mmの切刃が欲しくて楽天で3000円程で購入したものだが、内部のギヤが壊れて歯が回らなくなって以来、お蔵入りとなっていた。
壊れかけのレディオならぬパスタマシンだ。
まぁ1.5mm以外の切り刃もあって一応使えることは使えるのだけど・・・
というわけで現在自分がメインで使用しているのはその後ヤフオクで見つけた東沢式製麺機。
こいつは頑丈でとても気に入っている。
しかし切り刃が選べず2mm幅のいわゆる太麺しか切り出せない。
しかし自作ラーメンのバリエーションを増やすためにはやはり1.5mmの麺が必要。
1.5mmは業務用製麺機の「切刃番手」でいうと「20番」の太さでラーメン屋さんでもよく見かける標準的な太さだと思う。(切刃番手-Wikipedia)
2mmと1.5mmの違いはたった0.5㎜だがこの差は大きい。
新しくパスタマシンを買うという手もあるが・・・
妻の稟議を通すのは難しいだろう。
「2mmと1.5mm、たった0.5㎜だがこの差は大きい」
と訴えたところで絶対に妻には理解してもらえない。
「はぁ?アナタまた壊すんでしょ?」
とか言われカチンときて夫婦喧嘩に発展する、というシナリオが見える。
よし、ならば壊れたパスタマシンを修理してみよう。
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これが壊れたパスタマシン切り刃部分。
奥に6.5mm、手前に1.5mmの切り刃セットになって装備されている。(他に2mm、4mmの交換用の替え刃セットも付属していた)
それぞれの切り刃の内部にはギアがついていて、ハンドルを差して回すことでシュレッダーのように麺を切り出せるのだが、今はギアが壊れていて回らない状態だ。
両サイドのネジを回して蓋を空けると、やはり1.5㎜用切り歯を回すギヤが割れていた。(一番左のやつ)
空ける前はギヤの歯の一部が折れたのだろうと思っていたのだが、実際はこのとおり真っ二つになっていた。
元々脆いのもあるだろが、加水率30%の硬くてぶ厚い麺帯を無理やりねじ込んだのが負担となりバキっと割れたのだと思う。
割れたギヤは修復不可能と判断し、右側の6.5㎜のギヤを1.5mmのものと交換を試してみることにした。
問題は簡単に交換できるかどうか。
実は以前に「インぺリア」というイタリアのメーカー製のパスタマシンも持っていたのだが、インぺリアのギヤはガッチリと溶接されていた。
(ちなみにそのインぺリアはヤフオクで東沢式製麺機を手に入れた後に友人に譲った)
「アレみたいに溶接されてたら自分みたいな素人には手がつけられないだろうなぁ」 と心配していたのだが、こいつのギヤは金属の留め具で固定されているだけだった。
幸い留め具は柔らかい金属だったのでマイナスドライバーとラジオペンチで曲げ延ばして簡単に取り外せた。
右から2番目についていたギヤを一番左に移動し留め具をつけ直して作業は完了。
楽勝。こんな簡単ならもっと早く開けれてみればよかった。
6.5mmは1.5mmにギヤを提供したため、お役御免となる。
フェットチーネという幅広パスタ用を打つためのものだったが、フィットチーネはウチの家族にはあまり人気がないので無問題。
ついでに他の部品も分解して掃除した。
ギア部分には潤滑油の代わりにオリーブオイルを塗った。
部品を組み直し、早速麺を打ってみることにする。
小麦粉はせっかくなのでちょっといいやつを。
国産の「ハルユタカ」で行ってみしょう。(パン用粉ですが)
加水率33%の麺帯を作って1.5mm切り刃を通すと・・・
でました!1.5㎜麺!
うーん、程よい太さですね。
これで一味ちがうバリエーションのラーメンが作れるようになる。
まぁ大げさに修理なんて書いたが、正確にはギヤを交換したよ、という話でした。
でもうれしかったのでここに報告したかったのであります。
小ネタですみませんでした。
次はこれでラーメンを作った話を書いてみようと思います。
お粗末様でした。
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