中華鍋を強火であおってパラッと仕上げられた中華料理屋のチャーハンはうまい。
でも麺好きの自分は中華屋さんに入れば90%位の確率でラーメンを選ぶのでチャーハン単品ではほとんど注文しない。
ランチメニューで半チャーハンがつくラーメンのメニューがあれば時々頼むのだが単品でチャーハンだけってのはなんだか物足りないというか。
はじめはおいしくてもだんだん食べ飽きてくるんだよね・・・。
添え物としてスープはついてくるんだけど、やはり汁に麺が入ってる方が好きだ。
そんな自分でも「あんかけチャーハン」は時々注文する。
職場近くの「龍府」という中華屋のランチメニューにスタミナチャーハンというメニューがある。
ここのチャーハンはなんてことないシンプルな味付けだが、これに豆板醤とニンニクが効いたとろみがついた具沢山なスープがどっさりかけられている。
あっさり味のチャーハンと辛いあんかけのコントラストで食べ飽き感がない。
何よりチャーハン+炒め物が一皿で楽しめるという一粒で二度美味しいデラックスな発想がたまらん。
これを家でも似せて作ってみようと思ったが息子が小さいので辛い料理は食卓に出せない。
なので子供でも食べられる優しい味のあんかけチャーハンを適当に作ってみたら思いのほか美味しく家族にも好評だった。
それ以来時々作るのだが忘れないようにレシピに残しておく。
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<材料>
※三人前
あんかけ具材
干し椎茸 スライスタイプのもの10〜15枚分くらい
豚バラスライス 約200g
白菜 1/8
人参 1/6本
もやし 1/2袋
乾燥きくらげ 6個
あんかけスープの調味料
うすくち醤油 大さじ3
酒 大さじ1
砂糖 大さじ1
ウェイパー 小さじ1
ごま油 少々
塩、胡椒 少々
片栗粉 少々
水 500㏄
豚肉の下味用調味料
うすくち醤油 大さじ1
しょうが ひとかけ
酒 大さじ1
片栗粉 大さじ1
チャーハン
ごはん お椀3杯分
卵 3個
長ネギ 1/4本
うすくち醤油 大さじ1
ウェイパー 小さじ1
塩、胡椒 少々
にんにくチューブ ひとかけ分
<作り方>
あんかけスープから先に作る。
まず水500ccにスライスタイプの干ししいたけを30分ほど浸けておく。
この干ししいたけが今回のレシピの一番大事なポイント。
干ししいたけをダシに使うと風味がいいし、うま味成分のグアニル酸が溶け出すのでできればたくさん使いたい。
うちではダシの出が早いスライスタイプのものをよく使うが今回はストックが残りが少なかったので粉々になっていたのも含めて全部入れた。(なので分量がよくわからず10〜15枚分と書いた)
次に一口大に切った豚バラ肉に、すり下ろしたしょうがとしょうゆ、酒をかけてもみ込み15分ほど放って下味をつける。
しょうがはチューブのでもいいが自分ですり下ろしたほうが風味がいい。
そして炒める前に片栗粉大さじ1をまぶして混ぜてさくっとなじませる。
片栗粉を使うとプルプルに仕上がる。
白菜は5センチほどの大きさに切る。
人参は細長く切る。
写真を取り忘れたが乾燥キクラゲは水で戻し、もやしは水で洗ってザルで水を切っておく。
具の下準備ができたら中華鍋にサラダ油をしいて強火で温める。
中華鍋がチンチンに熱くなったら下味をつけた豚バラ肉をなるべく重ならないように放り込む。
コンロやフライパンの種類にもよると思うがうちのコンロで中華鍋に肉を入れてすぐにひっくり返すと鍋底に片栗粉がくっついて悲惨なことになるのでそのまま強火でしばらく(30秒くらい)放っておく。
豚肉に8割ほど火が入ったら人参、白菜の根っこの部分を順に加えて炒める。火力は強火のまま。
白菜の葉っぱともやしも入れて軽く炒める。
具を炒めたら一番最初に準備したしいたけを戻し汁ごとザバーっと加える。
戻したキクラゲも加えて火にかけてスープを煮ていく。
しいたけのいいにおいがしてくる。
3分ほど煮たらあんかけスープの調味料を加える。
味見をしてみて薄いようなら塩こしょうで調整する。
その後水に溶いた片栗粉をまぜながら入れとろみをつけてあんかけスープは完成。
お次はチャーハン。
巷にはいろんなチャーハンの作り方があるが、自分の場合は先にフライパンで炒り卵を作っておき、あとで炒めたご飯に加えるやり方が好きだ。
まずはボウルに卵を割ってまぜてから、熱したフライパンで半熟の炒り卵を作りボウルに戻しておく。
その後フライパンを軽く洗ってからふたたび強火で熱して水気がとんだら油を入れて、ニンニクチューブと刻んだネギを入れ軽く炒める。
ご飯を入れて木べらで軽くほぐす。
冷凍していたご飯を使ったが、白米が3人分なかったのでこれまた冷凍してあった玄米ご飯を足した。茶色いのがそれ。
白飯、炊けばあるんだけど、炒めちゃうしこれでいいのだ。ずぼらで結構。
最初に作った炒り卵を加えてあおり、しょうゆ、塩こしょう、ウェイパーで味を整え完成。
チャーハンはあんかけ具材をかけるので気持ち薄味でいい。
つぎはチャーハンとあんを皿によそって仕上げる。
作ったチャーハンを一人前ずつお椀によそってからひっくり返して大きめのお皿にセット。
そうするとこんな感じにきれいにこんもり丸くできる。
ここにあんかけ具材をドバーっとかけて・・・
完成。
うーん、スープが多くてこぼれそう。
もっと深めの皿にすればよかった。
嫁さんには皿のチョイスにセンスがないとよく指摘される。
はい、わかります。
皿の話はさておき、豚肉とあんかけスープとチャーハンを一緒にかき込むとウマー。
これですよこれ。
しいたけの風味とダシが効いてて中華だけど少し和な感じもあるやさしい味。
このままやさしさにつつまれててもいいが、途中から少し豆板醤をトッピングして味変するとジャンクな感じになり良い。
豆板醤のショバ辛要素が加わると一気にビールにも合う味に変わる。プシュー、グビグビ。
ということであっと言う間に間食。
あんかけの具は今回は色味を考えて人参を入れたが、白菜と豚肉以外はお好みでいい。
あればカニカマや長ネギ、ニラ、きのこなどを入れても合う。
前回に続きまたあんかけネタになってしまったがあったまるしいいか。
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ごちそうさまでした。